くらのいえ フォト2

くらのいえ フォト2

こんにちは。

秋晴れが気持ちいい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ぼくは週末、鈴鹿に入ってF1グランプリ観戦でした。

今年はいつもと違う雰囲気のレース。小林可夢偉が表彰台に立ちました。

日本人のpodium、日本グランプリでは22年ぶりだそうです。

10万人の歓声は感動を伴い、サーキットの空に響いていました。

  

 

ではでは、

くらのいえのディテール集、お送りします。

 

床仕上げの大理石とフローリングです。

マテリアルの違いを生かし、あえて見切り材を入れず、

突きつけで並べて敷設させ、明確な表情の変化をもたらせています。

 

キッチン壁。

凹凸のあるモザイクタイルを使い、単調になりがちな部位に

個性的デザインアイデンティティを取り込む。

もちろんお手入れのしやすさも兼ね備えています。

 

LDK照明計画。

全体照明の他に、ダウンライトとペンダントライトを設置。

ダイクロイックハロゲン球を用いることで、

照らされたものは、キラキラ輝くという演出。

宝石店で宝石を輝かす照明方法を用い、

食事に光の華を添えます。

 

壁仕上げ。

珪藻土と木目の組み合わせは、

表面テクスチャー的にも、色彩的にも

綺麗で品のある雰囲気をもたらします。

 

洗濯機パンのおさまり。

パンの廻りをシールして、機能性を向上。

ホコリ等が溜まらず、衛生的でお手入れが楽です。

 

洗濯機置場上部棚。

三段棚+ハンガーパイプの収納性。

空間を最大限生かすことで、日常の利便性を上げています。

 

WC手洗い廻り。

使い勝手のよい器、タイルによる壁の防水性、それぞれのマテリアルが持つ輝き、

それらを照明スポットによりまとめ上げ、洗練された空間を獲得。

 

サブエントランスドア。

外壁と完全に一体化した配色。

通風を確保するため、ドア本体は閉じたまま、

ガラス部だけが開閉できます。

また、網戸も収めてあり、気軽に通風可能。

 

外部SK(手洗い)。

生活を始めると必要性に気づく外部の水源。

庭に水をまいたり、洗車や土汚れのものを洗うのに重宝します。

もちろん、夏には水遊びを楽しめます。(笑)

必需設備です。

 

外壁の配色の境界。

グラデーションのように、穏やかに色を切り変えています。

遠目にはシャープに切り変わり、近目には穏やか。

デザイン性をもって、やさしさを演出。

 

 

かつて、ミース・ファン・デル・ローエ(Mies van der Rohe : Germany, 1886-1969)が言ったように、

ディテールは建築のすべてに影響しています。

モダニズムもポストモダニズムも、懐古主義やデコン、そしてインディビジュアリズム等、

多様な流れの中にある現代においても、共通して根幹に存在する概念。

 

成熟した文化という背景を持った中で起こりうる形而上の理念。

形を成していく過程で発生するのは、デザイン、機能性、経済性の三位の中での葛藤、

そして知識と経験の葛藤。

 

ディテールについては、葛藤の中から答えを導き出していくことが多いですね。

  

行き着くのは、バランスがとれているか。

ディテールの至高とはバランス力なのかも。

 

 

U make 100,000 of us enthusiastic, K the hero.

nakano

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